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渡辺謙 映画 許されざる者 [渡辺謙 映画 許されざる者]

クリント・イーストウッドさんが監督、主演した1992年の映画を、渡辺謙さん 主演で、李相日監督がリメークした「許されざる者」 が13日から全国公開された。

オリジナルでジーン・ハックマンさんが演じた役を佐藤浩市さん、モーガン・フリーマンさんが演じた役を柄本明さん、さらにジェームズ・ウールベットさんの役を柳楽優弥さんが演じます。

許されざる者
厳寒の北海道を舞台に、濃厚な人間ドラマがつづられていく。
幕末の世に大勢の藩士を斬り “人斬り十兵衛” と恐れられた釜田十兵衛は、今は蝦夷地へ逃れ畑を耕しながら2人の幼子と暮らしていた。

そんな彼のところへかつての仲間、馬場金吾が賞金稼ぎの話を持ってくる。子どもたちの生活を思い、誘いに乗った十兵衛。

途中で沢田五郎というアイヌの若者が加わり、3人は目的地の鷲路を目指す。その鷲路の宿場町では、初代戸長兼警察署長の大石一蔵が絶対的な権力をふるっていた。

舞台が北海道でアイヌが関わってくる以外は、オリジナルの流れをほぼ踏襲している。そういった展開に戸惑う一方で、オリジナルが持つテーマの普遍性ゆえに舞台を置き換えても話は十分通用する。

最初から見抜いた李監督の、鋭い洞察力と感性に感嘆させられる。俳優たちも見事にハマっている。

渡辺さんはまねたわけではないだろうが、後ろ姿や所作顔のしわ1本1本に至るまでイーストウッドさんと重なって見える。

金吾役の柄本さんも、一蔵役の佐藤さんも、五郎役の柳楽さんもみな違和感なく溶け込み、憎いほど 「日本版 許されざる者」 という一つの枠の中にはまっている。

オリジナルはどこかユーモアとファンタジーをたたえていたが、今作はそういったものが一切なく痛々しさが漂う。だがそれがむしろ人間が背負った “業” を強く意識させ、雪深い北海道を舞台にしたことも奏功した。

映画「許されざる者」 は、 13日から全国で公開。
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